無敗の3冠女王誕生、デアリングタクトおめでとう!

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高らかに掲げる、松山弘平の3本指

デアリングタクト、おめでと~!!

 

毎週金曜に「今週の出走馬」、日曜に「今週のレース結果」、勝利馬が出た時にはレース内容を文字に起こして、勝利の余韻に浸るお手伝いができればと考えておりますが、今回は秋華賞制覇のデアリングタクト特別編です。

 【今週の勝利馬】
日曜・京都11R 秋華賞(GⅠ・牝・芝2000内)デアリングタクト1着

スポーツ各紙はデアリングタクト3冠を見出しにとり、テレビでは3冠挑戦のドキュメントが放送されるなど、世の中は勝って当然の1強ムード。前日には単勝1.2倍をつける場面もありましたが、最終は1.4倍。それでも2番人気リアアメリア6.7倍、他は10倍以上と圧倒的な支持を受け、デアリングタクトが歴史的一戦に挑みます。

枠は7枠13番。直線の短い内回り2000m、デアリングタクト包囲網をかいくぐり外めをを回すのが最善と考えられることを想定すると陣営が欲しかったであろう、絶好の枠を引き当てることができました。

前日の土曜は雨が降り続き、馬場状態は稍重から重へと変更。その後、なんとか雨はやみ、徐々に回復はしたものの、レース当日は稍重発表。桜花賞の内容から馬場が悪くなればデアリングタクト有利、が一般的な見立てでもあり、馬場状態に関しては不安はありません。

注目のパドック。最初、中継に映った瞬間のデアリングタクトは発汗が目立ち、ちゃかついている様子でありました。5ヶ月ぶりのレース、久々に経験する観客の見守るパドック、「この様子で大丈夫か・・・」と少し不安がよぎります。馬体重はプラス14kgで自己最高の480kg。映像をみると太め感はなく、成長分という印象を受けました。歩く姿は力強く、女王の風格すら漂います。ただ、周回を重ねても、ちゃかつく様子に変化はなし。そこで、陣営はひとつ手を打ちます。パドックを終え、各馬が本馬場へと向かう中、デアリングタクトはあと1周、あるいは2周をたった1頭で回り続け、少し気持ちを落ち着けたうえで本馬場へと向かっていきます。この様子が『関西テレビ独自のデアリングタクト専用カメラで撮った映像』としてyoutubeでライブ配信されていたのですが、他馬がいない、観客の方もまばらになった静かなパドックをゆったりと周回したことで気持ちの高ぶりからレースへの集中力に変化していったように感じました。

返し馬では、テンションが上がりすぎないことだけを意識されていたような印象です。直線の外ラチ沿いを進んでいても、普段のような大歓声がなかったのは好材料だったかもしれません。

いよいよファンファーレ。ゲートにはスムーズに収まり、レーススタート。まずまずの発馬となりますが、今回も無理には出していかず、外の馬たちを先に行かせて、中団の外側へ。前すぎず、後ろすぎず、絶好のポジションをキープすることに成功します。

オークスでは内の馬に馬体をぶつけられ、直線に入っても外へは出せず、デアリングタクト包囲網に苦しめられました。今回は同じ轍を踏まないよう、多少外を回そうとも不利を受けない競馬に徹します。 

残り1000mあたりから進出を開始、他馬とは明らかに異なる抜群の手応えで徐々に前を射程圏へ。一方で先頭に目を向けると、逃げ馬と2番手&3番手の差はほとんどなく、その後ろの馬たちも早めに捕まえにいく展開で、前も後ろも隊列がギュッと詰まってきます。

4コーナーの出口で、デアリングタクトの位置どりは馬場の中ほどあたり。外から追い上げを図る馬達が迫ってきますが、一歩も譲らずに相手を外へと追いやり、自らの進路の邪魔をさせません。ここで勝負あり!直線を向いての末脚比べとなれば、デアリングタクトに太刀打ちできる馬がいるはずがありません。残り150で逃げたマルターズディオサを捕らえるとそのまま脚を伸ばし続けて、ゴールイン。5戦5勝、史上初の無敗の3冠牝馬が誕生となりました。

今回の勝因はまず調整の成功でしょう。レース前の記事のとおり、桜花賞前、オークス前とほぼ同じ内容で丁寧に調整を重ねてきました。いくら実力があっても、4月・5月・10月のレースに無事出走し、力を発揮できるのは並大抵のことではありません。コンディションを見極め、ローズSをスキップして挑んだ、杉山先生の決断はさすがでした。

そして松山騎手。とんでもないプレッシャーの中、デアリングタクトの能力を信じきっての強気な騎乗。お見事でした。前走後は勝利の後も血の気の引いたような表情でしたが、今回はゴール直後に渾身のガッツポーズ。引き上げてきて、高らかに天に掲げた3本指、本当にかっこよかったです。桜花賞後、負傷離脱もあった中で継続できたデアリングタクト×松山弘平のコンビ。3冠制覇に欠かせない要因だったのではないでしょうか。

 

 

レース前から注目された、おなじみ長谷川牧場さんとパイオニアファームさん。外厩である宇治田原優駿ステーブルさんをはじめ、生まれてから今日に至るまで、関わった全ての方々の努力と想いが成し遂げた大偉業。本当に素晴らしいの一言です。

出資者さんの喜びはもちろんですが、Twitterを見ていますと、ある人は抽選を勝ち抜いて現地へ、ある人は応援の宴を催し、ある人は勝利を信じてカツカレー、ある人ははるか4km先の山の上から望遠カメラをゴール前に向け、ある人は自宅テレビでゴール前号泣・・・みんなそれぞれの形でデアリングタクトの勝利を願い、喜びを分かちあえたことが何より嬉しく思います。わずか年間1頭の零細ノルマン民ではありますが、チームノルマンディーの一員で本当によかったです。

それではデアリングタクトの無敗の3冠制覇、そして今後の輝かしい活躍を信じて、3度目となります万歳三唱です。ご唱和ください。

 

 デアリングタクト、おめでとう!

ノルマンディー、おめでとう!

みんな、みんな、おめでとう!

 

ばんざーい\(^o^)/

ばんざーい\(^o^)/

ばんざーい\(^o^)/