「競馬しらべる研究所」の第2回は昨日の新馬・未勝利戦のまとめ後編です。
まずは生産者の成績を芝・ダートに分けてしらべてみました。
芝ではノーザンファームが驚異の183勝。社台ファーム77勝、白老ファーム24勝で、社台の主力3場で全698レースの40%を占める結果となりました。とはいえ60%は他の生産者であり、まったくチャンスがない訳ではありません。我らが岡田スタッドは7勝で11位となっております。
続いてダートをみると、ノーザン・社台のワンツー+5位白老ですが、勝利数126と芝の半分以下。勝利数も少ないですが、出走数自体が少ないです。また、前編の種牡馬の時と同じく、いろいろな生産者が幅広く勝利をあげていることがわかります。
続いては少しマニアックなデータ。セール売買馬における取引価格別の成績です。
芝・ダートともに価格が高いほどに勝率が高くなっている傾向が見て取れます。ただ、1000万円以下の馬でも勝利馬はたくさん出ており、ノルマンディーのセール馬はほとんど安馬だから・・・と悲観することはありません。ただ、出走数自体もかなり多いですので当たり馬を見極める眼力と運が必要となりますね。
最後に、上記セール馬はどこのセールで取引された馬なのかをみていきます。
芝は圧倒的にセレクトセールが優勢。単勝回収値が101と総買いでプラスが出てしまうほどの好成績をあげています。一方で注目したいのがダート。勝利数は北海道サマーセールが最多の75勝、セレクションセール・トレーニングセールも健闘しています。打倒社台を果たすにはやはりダートが近道といえるかもしれません。
今回は以上です。次回、ノルマンディー編を今週末あたりをメドにまとめたいと思っております。ありがとうございました。