先日、お知らせしておりました新カテゴリー「競馬しらべる研究所」の第1回です。こちらの記事では無類の競馬下手・しらべるとが馬主力&馬券力アップを目指して、様々なデータやセオリーを検証していきます。なお、ノルマンディーの募集馬に関する検討&検証記事は「ノルマンディー2018年産募集(アイコン黄緑色)」としますので、それ以外の一般的な内容をこちらのカテゴリーとする予定です。
「研究所」などと仰々しいカテゴリー名ですが、これまで単発でしらべていた記事と内容は変わりませんので、ハードルを上げ過ぎずにお読みいただけると幸いです(笑)
今回は昨日で終了となりました、現3歳・2016年産世代の新馬・未勝利戦についてのデータをまとめたいと思います。馬主にとって何はなくとも、まず1勝。このデータを基に出資馬検討にも活かせるのではないかと考えています。
まずは、2018年6月から2019年9月1日までに行われた新馬・未勝利戦の条件別レース数です。
レース数自体はダートが少し多め。ちなみに新馬は芝が多く、未勝利はダートが多くなっています。これを見ると、距離でもレース数にバラつきがありますね。特に芝の超短距離(1000~1300)についてはかなり少なめ。2歳の早い時期に多い番組でもありますので、この距離狙いのノルマンディー馬はなかなか大変かもしれません。
続いて、種牡馬別の成績ベスト20です。こちらも芝とダートで分けて見ていきます。
芝1位のディープインパクト90勝は圧倒的で、種付け料が桁違いなのも納得です。ダートは現在の総合リーディングと同傾向で、ゴールドアリュール、サウスヴィグラスの常連組に対して、ヘニーヒューズが勢力拡大していることがわかります。単勝回収値192は人気以上に勝ち星をあげている証拠で馬券的にもおいしいですね。
また、このランキングで気になったのは芝の方が上位種牡馬に勝利が集中していること。表よりももっと下にはなりますが、芝で3勝の最上位は36位ですが、ダートで3勝の最上位は62位。つまり、ダートの方が上位以外の幅広い種牡馬がそれなりの勝ち星をあげているということになります。安い募集価格からの下克上、ノルマンドリームを狙うならダートの方がチャンスは多いかもしれません。
最後に、この時期には大切な生まれ月別の成績です。
芝は早生まれほど明らかに勝率があがる、ダートはほとんど変わらなかったということが見えてきます。遅生まれを狙うならダート馬がおすすめと言えそうです。ただし、6月生まれについては芝でもダートでも明らかに成績が落ちていますので注意が必要です。その分、セリ売却価格や募集価格も抑えられていてお買い得かもしれませんが。
今回は以上です。こんな感じで不定期に、気まぐれな内容でしらべていきますので、よろしくお願いします。もう少し気になる項目がありましたので後編に続きます。今週中にはアップする予定です。
【お願い】データ作成には間違いがないように注意しておりますが、何かおかしい点などがあればコメントからご指摘いただけると助かります。