【牡・牝どちらに強い種牡馬?】父馬の全産駒、獲得賞金別の頭数

父馬の比較をしていると「1憶超えは何頭いるの?牡?牝?」と獲得賞金で分類されたデータはなかなか見当たらないので、調べてみました。昨年、2016年産募集馬の中からルルドを愛馬に選んだのも、この数字で父キンシャサノキセキに期待を持てそうと判断したからです。

2017年産募集馬の父について、初年度産駒から2016年産駒までの全頭数を対象としています。産駒の世代数が少ないほど、走っている年数・レース数が少ないので獲得賞金も少なくなります。最近デビューしたばかりの種牡馬については、その点を考慮してご覧ください。

デビュー後の最低目標として「まずは中央で1勝、500万でも掲示板に載れる程度には…」を想定して、獲得賞金1000万円以上の占有率(産駒総数に占める割合)を計算しました。1列目のショウナンカンプでいえば、総数239頭のうち1000万以上獲得の牡・セン馬は23頭いて占有率10%、1000万万以上獲得の牝馬は12頭いて占有率5%となります。性別を考慮しなれば合計して17%の馬が1000万以上獲得、残り83%の馬が1000万未満の賞金獲得となります。

では、前置きが長くなりましたが、データにまいります。

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父馬のリーディング順位が高いほど産駒数が多く、高額賞金獲得馬も多くなっています。特にキンカメは1憶円ホースが牡82頭、牝17頭。リーディング2位は本物です。ダイワメジャー、クロフネも一歩抜けた実績といえます。ただ、これらの馬でも1000万円獲得しているのは牡牝合わせると30%台。3頭に1頭に過ぎないという、競馬の厳しい現実も垣間見えます。


【左側の牡・セン馬頭数(緑)】と【右側の牝頭数(オレンジ)】を比べると、その父馬が「牡牝どちらでも走るのか」、「牡は強いが牝は一段劣る」のか、見えてきます。1000万円占有率を比較して、牡牝に差があるのか、そして、今回の2017産募集馬の性別に対してプラス要素か、マイナス要素かを探ります。 

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牡の募集馬に出資するなら「牡が強い」が望ましく、牝に出資なら「差が小さい」が理想です。この点をみると、シュバリエの17とヤマノラヴの17は「とても牡が強い」父スクリーンヒーローの牡馬。出資に向けてプラス要因となるデータです。逆に、ホクセツダンスの17は「とても牡が強い」父キンカメの牝馬。マイナス要因といえますが、裏を返すと、募集価格2200万円でこの良血が持てるのもここに理由がありそう。とはいえ、3冠牝馬アパパネやレッツゴードンキも輩出のキンカメ産駒だけに魅力は十分です。

賞金1000万円獲得を念頭に調べてみましたが、これを2000万、5000万とボーダーを上げるほど、牡の優勢は顕著となります。大物の一発を狙うなら多少出資価格が上がっても、牡狙いが王道の選択といえそうです。