「しらべる研究所011」は2019年の種牡馬リーディングにおいて、芝・ダート、牡・牝で分類した場合どのようになるのかしらべてみました。
芝が得意、ダートが得意は予想がつきますが、牡牝となるとどうでしょうか。「この条件で馬券を買うならこの馬」「出資したい馬は血統的にダート向きの牝馬だからよさそう」と様々なケースで活用できるのではないかと考えました。
【牡・芝、牝・芝、牡・ダート、牝・ダート】の4条件に分類して種牡馬リーディングを作りました。 移り変わりの激しい種牡馬の世界ですので最新の動向を知るべく、今年2019年の年初から夏競馬終了までで集計しています。
牡牝で差がない馬もいれば、大きく差が出ている馬もいます。一例をあげると、アイルハヴアナザーはダート牡馬だけ圧倒的に好成績、ロードカナロアは4条件の上から2位・2位・6位・7位とすべてでベスト10入りほどのバランス型、新種牡馬キズナは芝牝馬で7勝・勝率19.4%と抜群の成績、といった感じでなかなか興味深い点が多いです。ただ、データとしては年ごとにバラつきがでやすいと思われますので、おおまかな傾向を掴む参考程度としていただく方がいいかと思います。
全体を見渡して気付いた点としては、当然とはいえ牡に比べて牝の勝利数自体が少ないこと。最後に条件別の全成績をまとめてみました。
特にダートでの勝利数の違いは歴然です。混合戦においては牡が優勢、特にダートは顕著というのが抗えない不変の真理といえそうです。未勝利・1勝クラスといったクラス別にみても傾向は変わりませんでした。
今回は以上です。また、このデータをノルマンディー1次募集馬に落とし込んで、明日9/23にお届けする予定にしています。