「しらべる研究所008」は004の2016年産の新馬・未勝利戦まとめ後編のノルマンディー全世代版です。前回のデータでは母数が少なく、なかなか傾向が見えづらかったので改めて全世代を対象としました。
まずは、生産者別の成績です。芝とダートで分けて見ていき、最低1勝している馬までのランキングとなります。
ノルマンディーの主力である岡田スタッド産馬が芝16勝・ダート17勝。勝率も含めて若干、ダートの方が成績がよくなっています。それ以外はカントリー牧場が芝2勝でそれ以外は1勝ずつです。
続いて、近年の傾向では取捨選択が重要となる、セール売買馬における取引価格別の成績です。
2016年産と同様に、過去全世代に広げても芝の方が好成績でした。特に芝では1000万以下の馬で6勝。今年もセールで同価格帯の馬を購入しましたので狙っていくのもアリかもしれません。
次に、上記セール馬はどこのセールで取引された馬なのかをみていきます。
オータムセール取引馬の芝4勝はなかなか出色の数字ではないでしょうか。逆にサマーセール取引馬のダートの苦戦ぶりも目につきますね。
最後にノルマンディー所属のセール購入馬の全成績をどうぞ。思い出すのも辛い経験がある方はとばしていただいて結構です(笑)
なお、この着度数には地方成績も含まれますので、中央勝利数を考える場合は収得賞金をみてください。400万円なら新馬・未勝利勝ちのみ、降級で半額計算となれば200万円です。それより上回る賞金の馬は2勝目・3勝目をあげていることになります。なお、中央抹消後に地方で競走馬生活を終えた場合は地方勝利で得た収得賞金は表に含まれておりません。詳しい成績が気になる場合はGoogle先生のお力を借りていただきますようお願いします。
高額から激安までまんべんなく「勝利の1」と「勝利の400」が入っていることがわかります。現時点での最高成績はオルレアンローズの4勝(未勝利・500万・1000万2勝)。現3歳世代が多数勝ち上がっていますので、記録更新を期待したいですね。
以上、ノルマンディー全世代での新馬・未勝利まとめでした。連日に渡り、お付き合いいただきありがとうございました。いよいよ1次募集馬の発表が迫ってきているでしょうか。楽しみに待ちたいと思います!